
今回は「石角 完爾」という方が書いている、
「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」についてのお話です。
著者の石角さんは国際弁護士であり、
自らユダヤ教に改宗した珍しい経歴を持つ方です。
本書では、ユダヤ人社会に古くから受け継がれてきた
「タルムード」の説話を紹介しながら、
人生に役立つ考え方を分かりやすく解説しています。
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タルムードとは何か
ユダヤ教で代々受け継がれてきた
口伝の教えや議論をまとめた書物です。
口伝(くでん)とは、文字ではなく、
師から弟子へ代々受け継がれてきた教えのことだそうです。
多くの説話や問答を通して、
「どう考え、どう生きるべきか」
を学ぶ知恵の書とも言われています。
「宗教の話なのかな?」
と一歩引いたあなた。
気持ちはすごく分かります。
しかし、ユダヤ人が幼いころから学ぶ数々の説話から、
現代の私たちの生活にも重要な、
仕事・お金・子育て・人間関係などに役立つ考え方を学ぶことが出来ます。
考え方を学ぶので、
「自分で考える力がつく」というのが今回の大事な部分です。
なぜ読んだのか
成功者から何か学ぼうと関連する本を読んでいると、
人口比率に対して、世界的な功績を残した
ユダヤ人が非常に多いと言われていることを知ることになります。
ユダヤ人は世界人口の約0.2%ほどと言われているそうですが、
その人口比率に比べて、世界的な科学者や経営者、
映画監督など、多くの世界を変えた人たちが生まれています。
・マーク・ザッカーバーグ(Facebook(現meta)共同創業者)
・スティーブン・スピルバーグ(映画監督)
・セルゲイ・ブリン(Google共同創業者)
・ラルフ・ローレン(ファッションブランド Ralph Lauren 創業者)
一度は聞いたことがある名前や企業ではなかったでしょうか。
成功の理由は一つでは無いと思いますが、
その背景の一つとして、
幼い頃から培われるユダヤ人の教育や、
タルムードの教えが紹介されています。
ユダヤ人というと、
歴史の授業で迫害を受けた人たちだったと薄っすら思い出しました。
「この人たちはどのような人たちなのだろう?」
と思い調べる中で、タルムードの話に行きつきました。
ユダヤ人の教育について
ユダヤ人は幼い頃から聖書やタルムードに触れ、
問いを立て、自分で考える教育を受けると言われています。
この「問いを立てる」というのが非常に重要で、
普通の人が全く疑問に持たないような事象に対しても、
なぜそうなるのか?を常に考えていくので、
自然と自分で考えて行動するようになるのだと感じました。
私自身は子どもたちに対して、
「それはやったらダメ」
「ああいうときはこうしなさい」
と答えを教えることが多く、
「なぜそう思う?」
「君ならどうする?」
と考えさせるような声掛けは、あまりできていなかったように思います。
この本を読んで、
子どもたちには正解を教えるだけでなく、
自分で考える力を育てられるような接し方をしていきたいと感じました。
今回の考察
ユダヤ人やタルムードについて知ることで、
私が今まで受けてきた、
「答えを教わる教育」と、
「自分で考える教育」は、
大きく異なるということです。
本書では、多くの説話や問いかけが書かれていますが、
大切なのは、それを読んで正解を覚えるというよりは、
「なぜそう考えるのか」を自分自身で考え続けることだと感じました。
また、争いごとが苦手な私は、
これまで議論を避けがちでしたが、
タルムードでは互いに意見を交わし、
議論を重ねること自体が学びにつながるという考え方が大切にされています。
議論は相手を言い負かすためではなく、
お互いにより良い答えを見つけるためのものなのだということも学ぶことができました。
現代では、身近に議論できる相手がいなくても、
AIとの対話を通して自分の考えを整理することが出来そうですね。
本書には、仕事・お金・子育て・人間関係など、
今の生活にも役立つと感じた説話が数多く登場しますので、
その中でも特に印象に残った説話を
シリーズとして一つずつ紹介していきたいと思います。
今日はここまで。
このラボでは、
趣味・学び・挑戦を通して、
人生をもっと楽しくする方法を研究しています。
それでは、また次の研究レポートで。
― 研究員K

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