研究テーマR-006 「今」の大切さに気づいた話|タルムード「キツネと葡萄畑」

今回は「石角 完爾(いしずみ かんじ)」という方が書いている、
「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」の中の、
「キツネと葡萄畑(ぶどうばたけ)」という説話のお話です。

タルムード「キツネと葡萄畑」の要約

ある日、一匹のキツネが葡萄畑の前を通りかかりました。

美味しそうな葡萄がたくさん実っています。
しかし、畑は柵で囲まれており、
太ったキツネは中に入ることができません。

そこでキツネは考えました。

「痩せれば柵を通れる。」

しばらく何も食べずに痩せたキツネは、
無事に柵をくぐり抜け、
念願だった葡萄を思う存分食べました。

ところが、お腹いっぱいになるまで食べた結果、
今度は太ってしまい、
柵を通って外へ出られなくなってしまいました。

そこでキツネは二つの選択を迫られます。

A:苦しいけれど、食べた葡萄を吐き出して元の体に戻る。
B:猟師に見つかる危険を承知で、痩せるまで畑の中で待つ。

さて、
あなたならどちらを選びますか?

今回の教訓

この説話は、ユダヤ人の母親が子どもに問いかけ、
自分で答えを考えさせるためによく使われるそうです。

実は答えはAでもBでもありません。
「選択肢にないCを考えること」が、この説話の本当の学びです。

私も最初は、
「え?そんなのアリなの?」
と思いました。
しかし、それこそがタルムードらしい考え方でした。

私たちは問題が起こると、
目の前にある選択肢だけで答えを出そうとしてしまいます。
でも本当は、
「他に方法はないのか?」
「前提そのものを変えられないか?」
と考えることもできます。

また、子どもが答えを出したあとも、
親はすぐ正解を教えるのではなく、
「なぜそう思ったの?」
と問いを重ねます。

その繰り返しによって、
自分で考える力が育っていく
のだと感じました。

この考え方は、
子育てだけでなく、
仕事や日常生活でもとても大切だと思います。

Cは答えが多岐に渡るので、
気になる方は本を読んでみてください。
石角 完爾さんが分かりやすく、
自分の考えも含めて解説されています。

どう変わったか?

私は昔から、
仕事でも一人で抱え込み、
「この二択しかない」
と考えてしまうことがよくありました。

しかしこの説話を読んでからは、
「本当にこの二択だけなのか?」
と一度立ち止まって考えるようになりました。

必要であれば、
人に相談する。
設備を整える。
時間をかけて準備する。
そんな“第三の選択肢”を探す癖が少しずつ身についてきました。

一人で抱え込まず、
周りの力も借りながら問題を解決していく。
そう考えられるようになった
ことが、
私にとって一番大きな変化でした。

今回の考察

今回改めて感じたのは、
「選択肢は与えられるものではなく、自分でつくるもの」
ということです。

私はこれまで、
目の前にある選択肢の中から、
どちらが正しいのかを考えることが多くありました。

しかし、この説話を読んでからは、
「本当にこの二択しかないのだろうか?」
と、一度立ち止まって考えるようになりました。

仕事でも子育てでも、
問題が起きると焦ってしまい、
視野が狭くなりがちです。
そんな時こそ、
前提を疑い、
別の方法はないかを考えることが大切
なのだと思います。

また、タルムードでは、
正解を教えることよりも、
「なぜそう考えたのか」を問い続ける
ことが重視されています。

答えを覚えることより、
考え続ける力を育てる
こと。

それこそが、
人生をより良くするために本当に必要な力なのかもしれません。

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今日はここまで。
このラボでは、
趣味・学び・挑戦を通して、
人生をもっと楽しくする方法を研究しています。
それでは、また次の研究レポートで。
― 研究員K

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